福井市議会 > 2021-11-29 >
11月29日-01号

  • "JR"(/)
ツイート シェア
  1. 福井市議会 2021-11-29
    11月29日-01号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    令和 3年12月定例会               福井市議会会議録 第1号            令和3年11月29日(月曜日)午前10時2分開会────────────────────── 令和3年11月29日,定例会が福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。──────────────────────〇議事日程及び会議に付した事件 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 会期の決定について 日程 3 第64号議案 令和2年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について 日程 4 第65号議案 令和2年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程 5 第66号議案 令和2年度福井市簡易水道事業会計決算の認定について 日程 6 第67号議案 令和2年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程 7 財政再建下での持続的市勢発展対策特別委員会付託案件について 日程 8 第97号議案 福井市職員の給与に関する条例及び福井市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について 日程 9 第98号議案 福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について 日程10 第85号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算 日程11 第86号議案 令和3年度福井市国民健康保険特別会計補正予算 日程12 第87号議案 令和3年度福井市後期高齢者医療特別会計補正予算 日程13 第88号議案 令和3年度福井市介護保険特別会計補正予算 日程14 第89号議案 令和3年度福井市競輪特別会計補正予算 日程15 第90号議案 令和3年度福井市宅地造成特別会計補正予算 日程16 第91号議案 令和3年度福井市中央卸売市場特別会計補正予算 日程17 第92号議案 令和3年度福井市集落排水特別会計補正予算 日程18 第93号議案 令和3年度福井市地域生活排水特別会計補正予算 日程19 第94号議案 令和3年度福井市水道事業会計補正予算 日程20 第95号議案 令和3年度福井市簡易水道事業会計補正予算 日程21 第96号議案 令和3年度福井市下水道事業会計補正予算 日程22 市会案第13号 福井市議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について 日程23 第99号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算 日程24 第100号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算 日程25 第69号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算 日程26 第70号議案 福井市観光交流センターの設置及び管理に関する条例の制定について 日程27 第71号議案 福井市過疎地域における固定資産税課税免除に関する条例の制定について 日程28 第72号議案 福井市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程29 第73号議案 福井市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正について 日程30 第74号議案 福井市国民健康保険条例の一部改正について 日程31 第75号議案 福井市集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程32 第76号議案 福井市手数料徴収条例の一部改正について 日程33 第77号議案 福井市国見岳森林公園の設置及び管理に関する条例の廃止について 日程34 第78号議案 工事請負契約の締結について             (東安居団地D棟新築給排水衛生設備工事) 日程35 第79号議案 福井市伊自良館指定管理者の指定について 日程36 第80号議案 福井市聖苑の指定管理者の指定について 日程37 第81号議案 福井市ガラガラ山越前水仙の里キャンプ場指定管理者の指定について 日程38 第82号議案 事業契約の締結について             (福井市新学校給食センター整備運営事業) 日程39 第83号議案 第八次福井市総合計画の策定について 日程40 第84号議案 福井市過疎地域持続的発展計画の策定について 日程41 第31号報告 専決処分の承認を求めることについて             (令和3年度福井市一般会計補正予算) 日程42 第32号報告 専決処分の報告について             (和解及び損害賠償額の決定について) 日程43 請願第10号 新型コロナ禍での政府による米価格暴落対策が皆無の中,稲作農家への自治体独自の直接支援策を求める意見書提出について──────────────────────〇出席議員(32名) 1番 岩佐 武彦君   2番 酒井 良樹君 3番 山田 文葉君   4番 榊原 光賀君 5番 寺島 恭也君   6番 津田かおり君 7番 近藤  實君   8番 水島 秀晃君 9番 池上 優徳君   10番 福野 大輔君 11番 八田 一以君   12番 菅生 敬一君 13番 伊藤 洋一君   14番 泉  和弥君 15番 藤田  諭君   16番 中村 綾菜君 17番 田中 義乃君   18番 村田 耕一君 19番 片矢 修一君   20番 玉村 正人君 21番 堀江 廣海君   22番 下畑 健二君 23番 鈴木 正樹君   24番 奥島 光晴君 25番 今村 辰和君   26番 野嶋 祐記君 27番 堀川 秀樹君   28番 青木 幹雄君 29番 石丸 浜夫君   30番 見谷喜代三君 31番 皆川 信正君   32番 加藤 貞信君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        西 行   茂 君 企業管理者      前 田 和 宏 君 教育長        吉 川 雄 二 君 都市戦略部長     桑 原 雄 二 君 総務部長       塚 谷 朋 美 君 財政部長       田 口 春 彦 君 市民生活部長     廣 瀬 峰 雄 君 福祉保健部長     齊 藤 正 直 君 商工労働部長     寺 井 道 博 君 農林水産部長     清 水   拓 君 建設部長       増 永 孝 三 君 工事・会計管理部長  佐 野 仁 則 君 消防局長       片 川 浩 幸 君 上下水道経営部長   土 田 将 一 君 上下水道事業部長   海 道 克 也 君 教育部長       林   俊 宏 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     松 井 優 美 議会事務局次長    吉 田 裕 彦 議事調査課長     尾 野 嘉 貞 議事調査課長補佐   塚 本 大 祐 議事調査課主幹    田 原 弥 香 議事調査課副主幹   生 駒 敏 明 議事調査課主査    岩 田 聡 子────────────────────── ○議長(皆川信正君) 令和3年12月福井市議会定例会は本日繰上げ招集され,出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより開会し,本日の会議を開きます。────────────────────── ○議長(皆川信正君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,16番 中村綾菜君,17番 田中義乃君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 今定例会の会期は,本日から12月16日までの18日間としたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付しました会期日程表のとおりでございますので,御了承願います。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程3ないし日程6を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局朗読は省略します。 第64号議案ないし第67号議案の各案件については,去る9月定例会において決算特別委員会に付託され,継続審査となっておりましたが,その審査が終了した旨,報告を受けましたので,委員長に審査結果の報告を求めます。〔委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 27番 堀川秀樹君。 (27番 堀川秀樹君 登壇) ◆27番(堀川秀樹君) 去る9月22日の本会議において,決算特別委員会に付託され,継続審査となっておりました案件を審査するため,10月4日及び5日の2日間,委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました第64号議案 令和2年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について,第65号議案 令和2年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について,第66号議案 令和2年度福井市簡易水道事業会計決算の認定について及び第67号議案 令和2年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての議案4件は,それぞれ原案どおり認定,可決及び認定しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,一般会計,歳出について申し上げます。 第6款 農林水産業費中,農業振興費について委員から,近年,捕獲有害獣処理業務処理頭数が増えているとのことだが,その状況はどのようになっているのかとの問いがあり,理事者から,イノシシの捕獲数は令和元年度以降,豚熱等の影響により減少している。一方,鹿の捕獲数は年々右肩上がりで増加しており,令和2年度は過去最高の996頭となったとの答弁がありました。 これに対して委員から,市が報償費を支出し埋設処理した実績が,令和2年度でイノシシ240頭,鹿62頭と,捕獲数に比べ少ないのではないかと思うが,残りについてはどのように処理したのかとの問いがあり,理事者から,残りの捕獲獣についてもそのほとんどを埋設処理している。イノシシ240頭,鹿62頭については,地元の農家組合等埋設処理を依頼し,報償費として支出した分であり,残りは市が福井県猟友会に委託し,捕獲から埋設処理までを行っているとの答弁がありました。 次に,第7款 商工費中,観光開発費について委員から,グリフィス記念館の昨年度の入館者数は,まちなかにあり入館料も必要ない施設にしては5,900人と非常に少ない。しっかりと運営し,まちなか観光のシンボルとなるような施設であってほしいと考えるが,今後の方針はどうなのかとの問いがあり,理事者から,令和2年度はコロナの影響もあり入館者数が少なかった。記念館は,まちなかの回遊を促進する位置にあり,足羽山に向かう観光客の中継地点としても貴重な施設であると考えているため,新たにイベント等を計画し,集客が見込めるよう検討していきたいとの答弁がありました。 次に,第8款 土木費中,都市交通推進費について委員から,8地区の地域コミュニティバス運行支援に対し,令和2年度は例年よりも多い4,263万円の補助金を支出したとのことだが,これはコロナ禍の影響によるものかとの問いがあり,理事者から,コロナ禍による高齢者の外出控えにより利用者数が減少し,その分の補填が増えたことに加え,運行の対象地区が以前よりも1つ増えたことによるものであるとの答弁がありました。 これに対して委員から,ウィズコロナの時代にあって,コミュニティバスは地域の高齢者の足として欠かせないものと考えるが,利用者数が減っている路線もあり,存続の危機にあるのではないか。今後も存続させていくためにはどう取り組んでいくのかとの問いがあり,理事者から,今までは利用者数や運行に要した費用等を存続の判断基準としていたが,さらに分かりやすい基準となるよう,現在,令和4年度以降の基準を見直しており,コロナの状況も見極めながら検討していきたいとの答弁がありました。 次に,特別会計について申し上げます。 介護保険特別会計について委員から,よろず茶屋設置事業は大変よい事業であるが,あまり予算がついていない。この予算額で充実した活動が行えているのかと不安になるが,市はどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,いきいき長寿よろず茶屋は,地区の高齢者の皆さんが自主的に活動するため設置しているものであり,現状において全ての地区に設置されているわけではない。本市としては,今後全ての地区でよろず茶屋を立ち上げていただくことを目指しており,設置する地区が増えていけば,それに合わせて予算も増額できるのではないかと考えている。また,活動回数によっても補助金額が変わってくるため,そのことを含めて各地区への働きかけを行い,立ち上げを支援していきたいとの答弁がありました。 次に,競輪特別会計について委員から,脇本雄太選手など福井支部に所属する選手の活躍もあり,令和2年度の車券収入が伸びたことは非常によかったと考えるが,地元選手の祝勝会を市の主催で開催して市民にその功績を知ってもらうなど,売上げを選手に還元するという考えはないのかとの問いがあり,理事者から,オリンピックで7位に入賞した脇本選手に対しては,市としてお祝いしたいと考えているが,コロナ禍のため現在は見合わせている状況である。また,昨年度は,福井支部に所属するS級,A級の選手が非常によい成績を残したことから,今後はコロナの状況を見極めながら,福井競輪場で開催するイベント福井支部の選手を招くなど,広く市民にPRしていきたいとの答弁がありました。 次に,企業会計について申し上げます。 水道事業会計について委員から,先日,和歌山市において水管橋崩落事故が発生したが,同様の施設は福井市にもあるのか,また,ある場合は,今回のような事故が起きないよう定期的に点検等を行っているのかとの問いがあり,理事者から,基幹管路で橋長15メートル以上の水管橋は本市に3橋ある。現在,令和2年度から令和4年度にかけて専門の業者に委託して近接目視による点検や触診などによる検査を実施しているところであるとの答弁がありました。 これに対して委員から,今回のような事故が起きると市民生活に大きな影響を与えることとなる。業者に委託するだけではなく,企業局内でも監視の目を光らせてほしいとの要望がありました。 また,別の委員から,水道施設の耐震化の状況について問いがあり,理事者から,福井市水道事業ビジョン2020に基づき,令和2年度から令和10年度にかけて約240億円を投じ,重要度の高い水道施設の耐震化を進めているところである。令和2年度末時点における耐震化率は,基幹管路が約36%,浄水施設が約9%,配水池が約39%であるが,これを令和10年度には基幹管路50.6%,浄水施設91.5%,配水池57.5%へと引き上げることを目標としているとの答弁がありました。 これに対して委員から,水道や下水道は市民の生命線であり,耐震化には確実に取り組んでいく必要があると考える。現在の施設を全て耐震化するには何年を要し,事業費は幾らかかるのか,またそのために再び料金の値上げを行うこととなるのかについて詳細な調査を行い,その結果を改めて示してほしいとの要望がありました。 以上が当委員会での審査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(皆川信正君) ただいまの報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 それでは,第64号議案ないし第66号議案について討論の通告がありましたので許可します。 なお,発言は論点を明確にし,簡明にされますようお願いします。 3番 山田文葉君。 (3番 山田文葉君 登壇) ◆3番(山田文葉君) 日本共産党山田文葉です。 私は,ただいま討論の対象となっております第64号議案 令和2年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について,第65号議案 令和2年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について,第66号議案 令和2年度福井市簡易水道事業会計決算の認定について,いずれも議案を可決とした委員長報告に反対の立場から一括して討論を行います。 反対の第1の理由は,新型コロナで市民が先の見えない不安の中で生活しているときにもかかわらず,新幹線関連大型事業優先で,市民の暮らしと経営を第一に考えるものにはなっていないからです。 中心市街地における市街地再開発事業等支援事業には,当初予算を超える45億円以上がつぎ込まれています。福井駅前電車通り北地区A街区にできる高層ホテルには,展示会などにも使える1,000人規模の大きなカンファレンスホールも備えられる予定です。にもかかわらず,先日15日,JR福井駅周辺のまちづくりを話し合う協議会から提案された,コンサートや展示会などを開催できる5,000人規模のアリーナを福井駅周辺に建設する計画に対し,東村市長も了承したと報道されました。福井県内にはサンドーム福井もあり,明らかに過大で無謀な計画であるアリーナ建設を了承するとはどういうおつもりでしょうか。財政再建中の福井市は,市民から存続してほしいと要望がある施設も次々と廃止してきたにもかかわらず,新幹線に絡む大型開発にはどんどんお金をつぎ込むことに,市民の理解は到底得られません。それより,現在ある施設をブラッシュアップしながらにぎわいをつくっていくことが必要です。大型開発ばかり推し進め,県外資本の店舗などを誘致しても,そこで生み出された利益は県外に吸い上げられるばかりです。それより,福井で生まれた地元に根差した店舗などを支援すべきです。 宅地造成特別会計では,北部第七と市場周辺森田北東部を合わせると,平成4年に宅地開発が始まってから総額で296億円が一般会計から繰り入れられ,森田北東部では15億円以上の借入金が残っています。当初294億8,000万円を見込んでいた売上げは,保留地が全て売れたとしても197億6,000万円で,差額の97億円は税金で穴埋めされています。この計画はバブルの時代に立てられたものですから,経済状況に合わせて事業規模の縮小などを行うべきでした。 市民の暮らしへの支援はどうでしょうか。コロナの影響で市民の暮らしが大変になっている今こそ,暮らしを応援する施策が必要ですが,そんな中,今年の4月から介護保険料の基準額が月6,600円へと引き上げられました。介護保険料は年金から天引きされ,生活が苦しくても交渉のしようもありません。 国民健康保険は,年金生活者や非正規雇用の労働者など,低所得者が多く加入しているにもかかわらず,保険料は払えるはずもない金額になっています。以前は一般会計からの繰入れもされていましたが,現在は行われていません。国に対し国保会計に繰入れをするよう強く求めると同時に,一般会計からの繰入れで保険料の引下げや減免制度の充実を図るべきです。このままでは,戦争や震災などを経験し,本当に苦労しながら福井市の発展に尽くしてこられた高齢者に対してあまりにも冷たい姿勢です。高齢の皆さんが人生の最期のときを豊かに過ごせるように,増え続ける保険料や医療費の窓口負担を軽減するよう国にしっかり求めるべきです。 子ども医療費の助成は,来年4月から対象が高校生までに拡大されることとなりましたが,坂井市やあわら市,大野市,勝山市,永平寺町では支払う必要のない窓口での一部負担金500円を,福井市では相変わらず支払わなければなりません。坂井市や大野市,勝山市で行っているような返さなくてもよい奨学金や貸与型奨学金利子補給制度もありません。子育てしやすい福井市と言うなら,子ども医療費の一部負担金の廃止や,他の自治体で行っているような返さなくてよい奨学金を創設すべきです。 反対する2つ目の理由は,新型コロナウイルスから市民の命を本気で守る姿勢になっていないという点です。 第5波は収束していますが,第6波は必ず来ると専門家が語っています。過去の足りなかった対策を今こそ見直して,第6波にしっかりと備えるべきです。岸田政権は,無症状者へのPCR検査を感染が拡大してから行うこととしています。感染が拡大してからでは遅いのです。新型コロナウイルス感染症は,症状がなくても人に感染させてしまう大変厄介な病気です。無症状の感染者をいち早く見つけ出し隔離しなければ,感染拡大は防げません。医療や介護,保育など,濃厚接触を避けられない仕事をしている人には定期的なPCR検査を行い,また諸外国のようにPCR検査を希望する方は誰でも何度でも無料で行えるようにすべきです。 現在,ワクチンの接種が進み感染が収まっていますが,ワクチン接種に献身的に務めた医療機関が,ワクチン出張接種などで経費がかかり赤字になってしまう現状を訴えたにもかかわらず,対策は取られませんでした。新潟市のように,ワクチン出張接種などへの補助を行うべきです。市民の健康を守るためにも,地域経済を守るためにも,保健所を持つ中核市として国や県に対し,社会的PCR検査の拡充やワクチン接種出張加算を求めるべきです。コロナの最前線で働く保健所では,過労死ラインを超える残業をされている職員もいます。保健師を増員するなど,適切な人員配置を進めるべきです。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は,学校や高齢者施設公共交通機関感染対策など,必要なところにも使われてきましたが,プロジェクションマッピングにより夜間の観光を促進する事業など,全く急ぐ必要のないところにも使われてきました。観光客を誘致する前に市民の暮らしを直接支援する施策に使うべきです。 反対する3つ目の理由は,財政削減を理由に職員の削減と民営化を進めていることです。 新学校給食センターは,設計,建設から運営まで,17年間で総額141億円を超える事業を一括して契約するPFI方式で行われますが,今後子どもの数が減ることも予想され,長期的に見ると経費削減は見込めません。県外資本大手企業が運営を担えば,調理師の人件費や運送経費のほかに本来は必要のない本部経費がかかり,本部経費として資金が還流してしまえばその後の使い道を追うこともできません。せめて賃金の支払い状況を確認し,人件費に幾ら使われているのかをつかむべきですが,福井市は賃金の支払い状況の確認も考えておらず,税金の使い方としてあまりにも無責任です。福井市の学校給食センターは,直営で20年以上食中毒を出していないという実績もあります。市の直営でやってこそ透明性と安全性,経済性を両立した学校給食を実施することが可能であり,見直しを求めます。 生活保護ケースワーカーについて,厚生労働省が適正な受持ち世帯数を80世帯としているのに対して,福井市の生活支援課では平均115世帯を受け持ち,一番多く受け持っている職員は1人で144世帯も受け持っています。県内の福井市以外の8市の平均受持ち世帯数は53世帯で,福井市のケースワーカーの受持ち世帯数の多さが突出していることは明らかです。生活保護は命の最後のとりでです。一人一人に応じた適切な対応をするためにも,ケースワーカーの過重な労働を改善するためにも,ケースワーカーの増員は急いで行うべきです。 今年も大雪が降ると言われています。豪雪時の除雪人員体制を厚くするために,民間委託だけでなく市の職員の中で除雪を行える職員を養成し,いざというときには現場に出られるようにすべきです。ところがこの間,職員削減の方針の下,技術職は減らすこととしているため,除雪などに対応できる職員を養成しようにもできなくなっています。福井市全体の再任用を含めた正規職員数は2,412人で,定員適正化計画の目標を上回って削減しています。長期療養している19人の職員の多くは精神疾患を理由としていますが,これは過重な仕事が原因ではないでしょうか。気候変動による異常気象,自然災害が増える今日,市の職員を削減するのではなく,必要なところに適正に配置し,市民の安全・安心を担えるようにすべきです。 以上,反対する主な理由を述べまして,日本共産党を代表しての私の討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(皆川信正君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第64号議案ないし第66号議案に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ認定,可決及び認定であります。 お諮りします。 以上の各案件は,委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 次に,第67号議案について討論の通告がありましたので許可します。 7番 近藤實君。 (7番 近藤實君 登壇) ◆7番(近藤實君) 近藤實です。 第67号議案 令和2年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての反対討論をいたします。 下水道部は,農業排水分の経費(一般会計繰入金)として,平成26年度から平成30年度に毎年1億2,900万円を一般会計へ予算要求してきました。令和元年度は融雪水と含めて8,100万円の予算要求でした。ただし,査定により毎年減額されていました。 昨年の9月定例会で農業排水が下水管につながっていないことが分かり,遡って一般会計に返還することとなりました。その金額は2億7,500万円,正確には2億7,596万1,000円で,下水道事業会計に係る一般会計繰入金の返還についてという計算根拠が書かれたエクセル文書があります。この文書について,何月何日に作成されたのでしょうかと今年の9月定例会で土田上下水道経営部長にお尋ねしたところ,この資料は財政部と返還額について協議するために令和3年3月に作成した内部資料ですとのことでした。 また,下水道事業会計は公営企業会計ですので,発生主義により会計処理がなされます。一般会計などの現金主義とは異なる会計です。 以上により,2億7,500万円,正確には2億7,596万1,000円の返還について,上下水道経営部は令和3年3月に認識していたと考えられるので,令和2年度決算において前期損益修正損,すなわち特別損失として計上すべきだったと考えます。このことは2人の専門家に確認しております。 しかし,令和2年度福井市下水道事業会計決算書にはこの金額が前期損益修正損,すなわち特別損失として計上されていません。金額としても大きな金額であり,決算として不適切だと考えます。 ○議長(皆川信正君) 次に,3番 山田文葉君。 (3番 山田文葉君 登壇) ◆3番(山田文葉君) 日本共産党山田文葉です。 私は,ただいま討論の対象となっております第67号議案 令和2年度下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について反対の立場から討論を行います。 福井市の下水道管路は施工時期が早く,老朽化が進んでいます。大きな地震災害などがあったときには,下水管の破断などが発生する可能性も高く,すぐに対応できる職員が必要となってきます。緊急時に他の課から応援してもらうとしても,それでは臨機応変な対応はできません。今のように職員の削減を進めるのではなく,緊急時にしっかり対応できるよう職員を配置すべきです。また,老朽化した下水管更新時の国からの補助率引上げを国に強く要望することや,一般会計からの繰入れなど,今後の料金引上げを防ぐ手だても考えるべきです。 以上,反対する理由を述べまして,日本共産党を代表しての討論を終わります。 ○議長(皆川信正君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第67号議案に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,可決及び認定であります。 お諮りします。 第67号議案については,委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程7 財政再建下での持続的市勢発展対策特別委員会付託案件についてを議題とします。 去る9月定例会において継続調査となりました本特別委員会の付託案件について,委員長に経過の報告を求めます。 28番 青木幹雄君。 (28番 青木幹雄君 登壇) ◆28番(青木幹雄君) 去る9月定例会において継続調査となりました,財政再建下での持続的市勢発展対策に関する諸問題を調査するため,11月2日に委員会を開催しましたので,調査経過の概要について御報告申し上げます。 まず,財政再建下での大規模災害への備えのうち,令和3年度福井市道路除雪計画(案)の概要について理事者から,今年度,短期間の集中的な大雪時には,県と連携し,公共交通機関の運行や物流,燃料配送等を確保するための道路は重点的な除雪を実施する。異常な降雪がある場合,または見込まれる場合には,圧雪の発生を抑えるため,幹線道路における日中の除雪作業を実施するとともに,不要不急の外出を控えることや,日中の除雪に対する理解など,除雪に対する協力を市民に求めることなどにより,除雪経費の削減に取り組みながら対応していく。また,学校から半径500メートル以内の主要な通学道路の歩道除雪は,積雪深が20センチメートル以上になった場合,天候が安定した日中に実施するよう見直しを行ったとの報告がありました。 この報告に対し委員から,歩道の除雪については積雪が20センチメートル以上になった場合,天候が安定した日中に実施するとのことだが,小学校低学年の児童が20センチメートルの積雪がある中を歩くことは現実的には考えられない。この基準で問題ないのか。また,日中に除雪を行うとなると警備員の配置などが必要になり,経費が多くかかるのではないのかとの問いがあり,理事者から,県と協議を行い積雪20センチメートルとの基準を設けたが,実情を調査し,必要があれば見直しもかけていく。また,日中除雪を行う際には通行止めが必要になってくるため,バリケードを設置する,見張りを1人立てるなどで対応していく予定であるが,経費が大幅に増えるとは考えていないとの答弁がありました。 また,委員から,災害級の大雪であれば,ある程度の出費は仕方がないことであるが,3年前の大雪時には約50億円と目が飛び出るほどの大きな経費がかかった。なぜこのようなことになったのかという分析も含め,同様の大雪となった場合,今年度の計画では経費削減に対応できているのかとの問いがあり,理事者から,除雪時間が短くなるほど経費が少なく済むことから,応援体制の構築や日中除雪などの取組により早期に除雪を行うことで除雪時間を短くし,経費を節減したいと考えている。そのためにも,不要不急の外出は控えるなどの市民への通行自粛の呼びかけも積極的に行っていきたいとの答弁がありました。 次に,財政再建下での大規模災害への備えのうち,福井市洪水・土砂災害ハザードマップ,福井市下水道内水ハザードマップ及び農業施設に係る災害への備えについて理事者から,福井市洪水・土砂災害ハザードマップについては,自らの命は自らが守ることを基本に,想定し得る最大規模の降雨による浸水想定区域図を示すとともに,避難時に活用できる情報等を拡充している。また,局地的な大雨などにより,合流区域と一部の分流区域において,下水道による排水が追いつかないことにより発生する内水被害を対象とした福井市下水道内水ハザードマップも改訂予定である。さらに,7月29日の大雨による農地及び農業施設の被害復旧に対し,農業経営の持続と安定を図り,耕作者の営農意欲を保持するため補助率の改定を実施したとの報告がありました。 これらの報告に対し委員から,最大想定で浸水するおそれの高い避難所を見直したとのことだが,変更した避難所は何か所あるのかとの問いがあり,理事者から,最大想定で浸水する避難所が36施設,土砂災害のおそれがある施設が12施設,合わせて48施設を見直したとの答弁がありました。 さらに別の委員から,7月29日の大雨の際には短時間で集中的に降雨があったため,避難を考えるときには既に冠水しており,避難したくても避難できない状況であった。災害リスクに対して自分たちで備えることの重要性は認識したが,ハザードマップを有効に活用させていくために,市として今後どのようなところに力を入れていくのかとの問いがあり,理事者から,避難所へ行くことだけが避難ではなく,ハザードマップを活用しマイ・タイムラインを作成することで,親戚・知人宅やホテル,高台への避難,また自宅等での垂直避難など安全な場所への避難を考えることも重要であることから,今後,出前講座や様々な広報媒体により周知徹底を図っていきたいとの答弁がありました。 次に,ポストコロナに向けた地域活性化対策について理事者から,参加者を地域の方に限定した恒例行事などは感染対策を徹底し実施している地区が多いが,不特定多数の方が参加するような行事は,各地区が感染リスクを考慮し中止としている場合が多い。これまで市は,地域行事開催の際の感染予防に係る備品等の購入の補助などを行ってきた。引き続きポストコロナにおいても安全・安心な地域活動が活発に行えるよう支援していく。また,ポストコロナに向けた公民館事業について,オンラインやICT機器の活用の推進を図っていくとの報告がありました。 これらの報告に対し委員から,行事は地区の判断で開催してよいのか。地区が判断するための基準を市のほうでもう少し明確にしたほうがよいのではないかとの問いがあり,理事者から,地域行事の開催については地区で検討し判断してもらうことになるが,行事の参加者も不安があることから,徹底した感染対策や会食を伴う行事は避けることなど,開催の判断基準などを国や県の基準を参考に作成していきたいとの答弁がありました。 次に,財政再建下での新学校給食センター整備について理事者から,福井市新学校給食センターPFI等選定委員会における審査結果を踏まえ,落札者が決定した。子どもたちへ安全・安心でおいしい給食を届けるという事業の目的を達成するため,市は責任を持って事業に取り組んでいくとの報告がありました。 これらの報告に対し委員から,落札価格が予定価格より7億8,000万円ほど少なかったことは市の財政にとっては大変有益であるが,地元の中小企業にしわ寄せがいくことを危惧する。10社で特別目的会社を設立するとのことだが,構成企業内で経営が難しくなった企業があった場合には,市はどのように対処するのかとの問いがあり,理事者から,今回設立する特別目的会社は金融機関から融資を受ける予定であるため,市と金融機関の両者によるモニタリングにより経営状況を厳しく監視することで,そういった事態にならないよう努めていきたいとの答弁がありました。 最後に,新型コロナウイルス感染症の感染状況及びワクチン接種状況について,理事者から現況報告がありました。 以上が当委員会での調査経過の概要でありますが,当委員会は調査が終了するまで,閉会中も継続してこれら諸問題の調査研究に当たることに決しましたので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(皆川信正君) ただいまの報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 本特別委員会の付託案件につきましては,委員長の報告どおり調査が終了するまで閉会中も継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程8ないし日程21を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局朗読は省略します。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第85号議案から第96号議案までの各会計の補正予算案並びに第97号議案及び第98号議案の条例改正案につきまして御説明申し上げます。 まず,条例改正案についてでございますが,これは今年度の国の人事院勧告及び福井県人事委員会勧告に伴い,本市職員の給与を改定するため,必要な条例の改正を行うものでございます。 主な改正内容は,一般職員について期末手当を年0.15か月引き下げるもので,本年度から適用することといたします。あわせて,常勤の特別職職員につきましても同様に0.10か月引き下げるものでございます。また,会計年度任用職員につきましても同様に0.15か月引き下げるものでございます。 次に,補正予算案についてでございますが,今ほど御説明いたしました職員給与費の改定について所要の予算措置を行うものであります。その規模は,一般会計で1億5,713万1,000円,特別会計で791万2,000円,企業会計で1,145万8,000円を減額するものです。 以上,第85号議案から第98号議案につきまして御説明いたしました。何とぞ十分に御審議の上,妥当な御議決をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(皆川信正君) ただいま説明がありました第85号議案ないし第98号議案について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第85号議案ないし第98号議案については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第85号議案ないし第96号議案について討論の通告がありましたので許可します。 23番 鈴木正樹君。 (23番 鈴木正樹君 登壇) ◆23番(鈴木正樹君) 日本共産党の鈴木正樹です。 私は,ただいま討論の対象となっております第97号議案 福井市職員の給与に関する条例及び福井市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について,第98号議案 福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について,そして期末手当の引下げに伴う人件費分を削減する第85号議案から第96号議案までの各会計補正予算案にそれぞれ反対の立場から一括して討論を行います。 第97号議案は,職員の期末手当を0.15か月,職員1人当たり6万7,000円引き下げるものです。議案の提案理由を国家公務員及び福井県職員の給与改定と合わせるとしていますが,総額で1億7,000万円もの引下げとなり,地域経済からそれだけのお金の流れがなくなることとなります。新型コロナ地域経済が停滞していることにさらなる拍車をかけることとなるため,反対するものです。 第98号議案は,期末手当を市長の15万5,000円をはじめとして,副市長,教育長,企業管理者,代表監査委員の期末手当を合わせて58万3,000円引き下げるものです。特別職の手当引下げには賛成ですが,その引下げ率が少ないため反対するものです。 私たち日本共産党としては,常勤の特別職の手当や市議会議員の手当は,新型コロナの影響が収まるまでは5割の削減を行うべきだと求めてきました。しかも今回の引下げは,一般職員が0.15か月分であるのに対し,特別職は0.1か月分と一般職員より少なくなっています。国家公務員への人事院勧告に従い地方公務員の給与や手当を引き下げるのは,民間情勢を反映するためです。だとするなら,一般職員よりも特別職の引下げ率が少ないことは市民の理解が得られません。特別職についてはさらなる引下げを行うべきです。 以上,議案に反対する理由を述べまして,日本共産党を代表しての討論を終わります。
    ○議長(皆川信正君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第85号議案ないし第98号議案については,原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程22 市会案第13号 福井市議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを議題とします。 お諮りします。 提出者の説明は,会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,市会案第13号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第13号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,市会案第13号について討論の通告がありましたので許可します。 23番 鈴木正樹君。 (23番 鈴木正樹君 登壇) ◆23番(鈴木正樹君) 日本共産党の鈴木正樹です。 私は,ただいま討論の対象となっております市会案第13号 福井市議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について反対の立場から討論を行います。 本市会案は,市議会議員の期末手当を議長は10万3,600円,副議長は9万3,800円,その他の私たち議員は8万8,200円引き下げるものです。先ほども述べたように,私たち日本共産党新型コロナの影響が収まるまで市議会議員の手当は5割削減すべきという立場であること,今回の引下げが一般職員の0.15か月分より少ない0.1か月分だけであることなどから市民の理解が得られず,さらなる引下げが必要だとの立場から反対するものです。 以上,市会案に反対する理由を述べまして,日本共産党を代表しての討論を終わります。 ○議長(皆川信正君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 市会案第13号については,原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程23 第99号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算を議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第99号議案の補正予算案につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算案は,議員報酬の改定について所要の予算措置を行うものであります。その規模は,一般会計で284万3,000円を減額するものです。 以上,第99号議案につきまして御説明いたしました。何とぞ十分に御審議の上,妥当な御議決をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(皆川信正君) ただいま説明がありました第99号議案について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第99号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第99号議案について討論の通告がありましたので許可します。 23番 鈴木正樹君。 (23番 鈴木正樹君 登壇) ◆23番(鈴木正樹君) 日本共産党の鈴木正樹です。 私は,ただいま討論の対象となっております第99号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算に反対の立場から討論を行います。 本議案は,市議会議員の期末手当を引き下げるため,予算を減額するものです。先ほど申し上げたように,市議会議員の引下げ率が一般職員の引下げ率よりも少ないことは市民の理解が得られず,さらなる引下げが必要だとの立場から反対するものです。 以上,予算案に反対する理由を述べまして,日本共産党を代表しての反対討論を終わります。 ○議長(皆川信正君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第99号議案については,原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程24 第100号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算を議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第100号議案 令和3年度福井市一般会計補正予算案につきまして提案理由を申し上げます。 このたびの補正予算案は,新型コロナウイルス感染症に関する対策を行うために,予算措置が必要になった事業について予算を計上するものでございます。 補正予算案の規模は,一般会計で20億2,143万4,000円を追加するものです。 事業内容につきましては,感染症の影響を受けている子育て世帯に対して臨時特別給付金を支給するものでございます。 以上が今回の補正予算案の内容であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(皆川信正君) ただいま説明がありました第100号議案について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第100号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第100号議案については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程25ないし日程42を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局朗読は省略します。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 本日ここに,令和3年12月福井市議会定例会が開会され,各種案件を御審議いただくに当たり,提案いたしました補正予算案の概要等につきまして御説明申し上げます。 初めに,新型コロナウイルス感染症についてですが,7月中旬から全国的に拡大した新型コロナウイルス感染症は,8月下旬から新規陽性者数が減少し始め,19都道府県に出されていた緊急事態宣言及び8県に出されていたまん延防止等重点措置は9月30日をもって全て解除されました。 また,本市におけるワクチン接種の進捗につきましては,10月末現在で接種対象者の84.7%の方が2回目の接種を終え,目標としておりました80%を超えることができました。さらに3回目の接種につきましては,12月からの医療従事者の接種開始に向け11月20日から順次接種券を発送しております。今後,早ければ来年1月には高齢者施設での接種を開始し,次いで在宅高齢者の方への接種を開始する予定です。3回目の接種に向けましては,関係団体と協議の上,必要な体制を構築し,希望する市民が円滑に接種を受けられるよう,しっかりと準備を進めてまいります。 さて,11月23日にハピテラスを会場として,さんりはまベジフル感謝祭を初めて開催し,多くの方に来場いただきました。このイベントは,若手職員がチャレンジ未来予算を活用し,三里浜砂丘地で栽培される野菜や果樹を本市の特産品とすることを目的とした,さんりはまベジフルブラッシュアップ事業の総決算として開催したものです。1年をかけて商品力のブラッシュアップ,プロモーションについて地元の高校生,短大生との協働により様々な取組が行われ,いずれも若いアイデアが盛り込まれたすばらしい仕上がりとなりました。 今後も本市の農林水産業及び特産品の魅力を存分に発信できるよう,新しい試みを取り入れながら進めてまいります。 それでは,12月補正予算案について御説明申し上げます。 今回の補正予算案は,新型コロナウイルス感染症の拡大防止の強化や安全・安心な市民生活の確保及び地域経済への支援をはじめ,各種施策を推進するために予算措置が必要になった事業などについて予算を計上いたしました。 今回の補正予算案の規模は,一般会計で4億3,612万2,000円を追加するものです。補正後の予算額は,職員給与費及び議員報酬の改定並びに子育て世帯への臨時特別給付金と合わせて,一般会計で1,232億4,354万2,000円,特別会計で749億3,889万1,000円,企業会計で300億1,054万2,000円,全会計では2,281億9,297万5,000円となります。 その事業内容につきまして御説明申し上げます。 第1に,新型コロナウイルス感染症対応に関する事業のうち,感染拡大防止の強化としまして感染者の入院の際に発生する医療費を負担するとともに,医療機関において実施するPCR等の検査費用を負担します。 次に,安全・安心な市民生活の確保としまして,まず,新型コロナウイルス感染症の影響により営業収益が減少している福井鉄道株式会社に対し,鯖江市,越前市と共に安全運行確保に必要な経費の支援を行います。 また,感染症の濃厚接触者に該当するなどにより自宅待機となった児童・生徒について学習機会を保障するため,タブレット端末を活用した遠隔授業に必要なモバイルルーターを貸し出します。 さらに,感染症の状況に応じ,感染症対策や遠隔授業を含む学校教育活動を円滑に継続していくため,必要な物品等を購入します。 次に,地域経済への支援としまして,新型コロナウイルス感染症の拡大の長期化により観光客が減少し,影響を受けた観光関連事業者の事業継続を支援します。 また,市観光施設における感染拡大防止の対策として,空調設備等の整備を行います。 さらに,感染症等の影響により収入が減少するおそれのある農業者の経営安定を図るため,収入保険の加入に係る経費を補助します。 次に,新しい生活様式への対応としまして,まず,自転車通勤の普及促進により人との接触を低減し,感染対策を図るため,JR福井駅周辺地区において快適な自転車駐車場を整備するとともに,周辺事業者等に向けて自転車通勤の啓発を行います。 また,現在,有人施設で貸出しを行っているまちなかレンタサイクルふくチャリについて,感染防止対策として人との接触を低減するため,ICTを活用し無人でも貸出しが可能なシェアサイクルシステムの導入に向けて調査を行います。 第2に,各種施策を推進するための取組でございます。 まず,北陸新幹線福井開業後に開催するフルマラソン大会「ふくい桜マラソン」の機運醸成と参加者の裾野拡大に向けて2年前イベントを開催します。 次に,子育て支援としまして,まず,子ども医療費に対する助成額及び児童扶養手当の支給額の増加が見込まれるため,事業費を増額します。 また,令和4年6月施行の児童手当法の一部改正に対応するため,システムを改修します。 そして,その他としまして,まず県と県内市町が共同利用している福井県電子調達システムのシステム改修費を負担します。 また,ひとり親世帯臨時特別給付金等に係る国庫補助金等について超過交付分を国に返還します。 第3に,債務負担行為の設定でございます。 まず,入札契約におけるDX推進に向けて,オンラインで受付をした入札参加資格申請のデータを工事管理システムで活用するシステム改修を行うため,債務負担行為を設定します。 次に,第37回ふくい桜まつりを令和4年3月26日から開催することに伴い,債務負担行為を設定し,円滑な祭りの運営に万全を期するものです。開催に際しては感染防止対策を徹底します。 また,ふくい桜まつりの開催に合わせて愛宕坂等でライトアップやイベントを実施するため,債務負担行為を設定します。 さらに,道路舗装事業を翌年度早期に着工し,発注時期の平準化を図るため,令和4年度の債務負担行為を設定します。 加えて,伊自良館管理運営事業など3件について,令和4年度から指定管理者を指定するため,施設の管理運営に係る経費の債務負担行為を設定するものです。 以上が今回の補正予算案の内容であります。 なお,予算案以外の議案につきましては,それぞれ記載の提案理由に基づき提案した次第です。細部に関しましては,いずれも一般質問,あるいは各委員会での審議等におきまして詳細に御説明申し上げたいと存じます。 何とぞ十分に御審議の上,妥当な御議決をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(皆川信正君) ただいま説明がありました第69号議案ないし第84号議案,第31号報告及び第32号報告について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。────────────────────── ○議長(皆川信正君) 次に,日程43を議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程43 請願第10号 新型コロナ禍での政府による米価格暴落対策が皆無の中,稲作農家への自治体独自の直接支援策を求める意見書提出について ○議長(皆川信正君) それでは,今ほど上程しました第69号議案ないし第84号議案,第31号報告,請願第10号については,お手元に配付しました付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託します。 〔付託案件表は本号末尾参照〕 なお,第32号報告については,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承願います。 以上で本日の議事日程は全部終了しました。 これをもちまして散会します。             午前11時17分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長署名議員署名議員 △〔参照〕               委 員 会 審 査 結 果 報 告 書                    決算特別委員会番 号件            名審査結果第64号議案令和2年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について認定第65号議案令和2年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について原案可決 及び認定第66号議案令和2年度福井市簡易水道事業会計決算の認定について認定第67号議案令和2年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について原案可決 及び認定                 付 託 案 件 表             総    務    委    員    会番 号件            名第69号議案令和3年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳入    第15款 国庫支出金中       第2項 国庫補助金中          第1目 総務費国庫補助金    第20款 繰越金    第21款 諸収入   歳出    第2款 総務費  第2条中    第2款 総務費第71号議案福井市過疎地域における固定資産税課税免除に関する条例の制定について第79号議案福井市伊自良館指定管理者の指定について第83号議案第八次福井市総合計画の策定について第84号議案福井市過疎地域持続的発展計画の策定について             建    設    委    員    会番 号件            名第69号議案令和3年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳出    第8款 土木費  第2条中    第8款 土木費第70号議案福井市観光交流センターの設置及び管理に関する条例の制定について第72号議案福井市自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正について第76号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について第78号議案工事請負契約の締結について (東安居団地D棟新築給排水衛生設備工事)           教   育   民   生   委   員   会番 号件            名第69号議案令和3年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳入    第15款 国庫支出金中       第1項 国庫負担金       第2項 国庫補助金中          第2目 民生費国庫補助金          第7目 教育費国庫補助金    第16款 県支出金   歳出    第3款 民生費    第4款 衛生費    第10款 教育費  第2条中    第4款 衛生費第73号議案福井市子ども医療費の助成に関する条例等の一部改正について第74号議案福井市国民健康保険条例の一部改正について第80号議案福井市聖苑の指定管理者の指定について第82号議案事業契約の締結について (福井市新学校給食センター整備運営事業)第31号報告専決処分の承認を求めることについて (令和3年度福井市一般会計補正予算)           経   済   企   業   委   員   会番 号件            名第69号議案令和3年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳出    第6款 農林水産業費    第7款 商工費  第2条中    第7款 商工費第75号議案 福井市集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について第77号議案 福井市国見岳森林公園の設置及び管理に関する条例の廃止について第81号議案 福井市ガラガラ山越前水仙の里キャンプ場指定管理者の指定について請願第10号 新型コロナ禍での政府による米価格暴落対策が皆無の中,稲作農家への自治体独自の直接支援策を求める意見書提出について...